2015年5月23日土曜日

剱岳・早月尾根日帰り(個人山行)

日    時  平成27年5月23日土曜日
行き先  剱岳
コース  早月尾根(馬場島から山頂往復)
参加者  KSN(1人)
タイム  登り8時間(5時発、前夜から車泊)
              下り4時間半(17時着)
距    離  約16キロメートル
標高差  約2300メートル
天    候  晴れ(ほぼ無風)

残雪期の早月尾根を一人往復。行き交う登山者は、終日、先行の1人のみ。登山道は、9割方夏道が現れており、結果的には、夏靴でも十分アタックが可能だった。

取りつきからすぐの松尾平には、雪が残っており、しばしルートを見失うが、GPSで方向を確認し、登山道に戻る。標高2000メートル前後から雪道が少しずつ現れるが、夏道も出ており、どちらを登っても可。

早月小屋以降は、急斜面の雪面と岩場が交互に現れ、アイゼンをつけるかどうか迷いつつ、結局ピッケルのみで上り詰める。一度、キックステップの状態のまま、数メートル滑落。幸い、雪の割れ目に落ちて止まる。

山頂直下の鎖場は、鎖がしっかりと出ており、特に問題なくクリア。山頂は、風もなく、一人独占。少し下ったところにパーティが見える。訓練だろうか。

雪がついたアルプスの稜線は、やはり特別。前々週、雨の中、鎌尾根からアタックした鹿島槍もよく見える。その時は、隣の爺ヶ岳や五竜さえも全く見えなかったが、今日は、槍の穂先までよく見える。

冬靴でのアタックだったため、下りは足が痛み、何度も立ち止まる。想定以上に疲弊したが、何とかスケジュールどおり下山。登りより、とにかく下りの夏道がこたえた。

馬場島の駐車場から早月尾根を望む

早月尾根取りつきにて
テンションが高まる

松尾平を過ぎ、
しばらくすると立山杉が現れる

早月小屋で小休憩
ここからの登りが長く、つらい

小屋を過ぎてすぐの急斜面で滑落
幸運にも雪の割れ目で止まる

前剱からのルートとの合流地点
山頂まであと少し

山頂にて
後方には鹿島槍と爺ヶ岳

立山と剣沢

北方稜線を眺める
(次の目標はここから池の平まで)

早月尾根の全貌
果てしなく遠いが下りるしかない

再び取りつき口にて