行き先 剱岳
コース 早月尾根(馬場島から山頂往復)
参加者 KSN(1人)
タイム 登り8時間(5時発、前夜から車泊)
下り4時間半(17時着)
距 離 約16キロメートル
標高差 約2300メートル
天 候 晴れ(ほぼ無風)
残雪期の早月尾根を一人往復。行き交う登山者は、終日、先行の1人のみ。登山道は、9割方夏道が現れており、結果的には、夏靴でも十分アタックが可能だった。
取りつきからすぐの松尾平には、雪が残っており、しばしルートを見失うが、GPSで方向を確認し、登山道に戻る。標高2000メートル前後から雪道が少しずつ現れるが、夏道も出ており、どちらを登っても可。
早月小屋以降は、急斜面の雪面と岩場が交互に現れ、アイゼンをつけるかどうか迷いつつ、結局ピッケルのみで上り詰める。一度、キックステップの状態のまま、数メートル滑落。幸い、雪の割れ目に落ちて止まる。
山頂直下の鎖場は、鎖がしっかりと出ており、特に問題なくクリア。山頂は、風もなく、一人独占。少し下ったところにパーティが見える。訓練だろうか。
雪がついたアルプスの稜線は、やはり特別。前々週、雨の中、鎌尾根からアタックした鹿島槍もよく見える。その時は、隣の爺ヶ岳や五竜さえも全く見えなかったが、今日は、槍の穂先までよく見える。
冬靴でのアタックだったため、下りは足が痛み、何度も立ち止まる。想定以上に疲弊したが、何とかスケジュールどおり下山。登りより、とにかく下りの夏道がこたえた。
馬場島の駐車場から早月尾根を望む
早月尾根取りつきにて
テンションが高まる
松尾平を過ぎ、
しばらくすると立山杉が現れる
早月小屋で小休憩
ここからの登りが長く、つらい
小屋を過ぎてすぐの急斜面で滑落
幸運にも雪の割れ目で止まる
前剱からのルートとの合流地点
山頂まであと少し
山頂にて
後方には鹿島槍と爺ヶ岳
立山と剣沢
北方稜線を眺める
(次の目標はここから池の平まで)
早月尾根の全貌
果てしなく遠いが下りるしかない
再び取りつき口にて