【山行記録】
5/2は晴天で、ブナの新緑も鮮やかな尾根を小気味よく登り、 三方岩岳着は10:30でした。
頂上手前の飛騨岩下をトラバースする個所以外は危険個所もなく、 順調な日程。
このままではテント場予定の国見山に昼着となり、 時間を持て余すため、日程調整。
仙人窟までテントを上げるか迷いましたが、 稜線に相当ヤブが出ており困難が予想される。
そこで、瓢箪山付近で11時半に着いた適地でテントを張り、 12時発で軽装になって笈へアタックする事で見解一致。
テント場12時15分発、軽装となり、足取りも軽い。
が、仙人窟への登りのヤブは手強く、残雪も途切れ途切れ。
稜線上の頼りない踏み跡を行くが全くはかどらず、仙人窟着14: 50。
引き返しのタイムリミットは迫っていたが、仙人窟~ 笈の岩峰を登降する核心部を偵察しないと来た意味がない。
急ぎ出発、残雪が少ないのがここでは幸いして、 巻き道は全て出ており、木と岩を頼りに核心部を通過。
笈へは届かなかったが、目的は一応達成。既に16時前なので、 急いで帰路に着く。
下りもヤブに悩まされ、 疲れた体にムチを打ちながらテント場に着いたのは、 暗くなりかけた19時でした。
食当の鍋を食べながら、 翌日の下りは野谷荘司を回って鶴平新道を降りる事に決めて、 皆爆睡。
翌3日も快晴に恵まれ、アップダウンの稜線を野谷荘司へ行き、 大窪池へ降りました。
充実の2日間で、皆満足でした。
【反省点】
計画書では、国見山~ 笈ヶ岳の所用時間を3時間半と見込んでいました。
中宮発電所からのコースタイムと、距離からの見込みでした。
実際には、仙人窟までで4時間弱掛っています。
この時期はヤブの状況を勘案し、 最悪条件想定でもっとコースタイムには余裕を持つ必要性を痛感し ました。
3日朝にアタック開始していても、下りの撤収を考えると、 同様に岩峰でタイムアウトになったと思っています。
やはり、国見付近で2泊して、 余裕を持ったアタックが必要なルートであったと思います。
1泊で行くのであれば、 適期の4月中旬に実施するのが良さそうです。