2016年4月1日金曜日

ブナオ山(会山行)

実施日:2016年3月26日(土)
参加者:6名

コースタイム:中宮発電所5:40→貯水池6:10→ブナオ山8:45
         ブナオ山にてデポ品回収訓練、各自大休止
         ブナオ山11:30→貯水池13:00→中宮発電所13:30
 
天気予報は午後から晴れでしたが、早朝から晴天で登山口手前の国道の電光表示板は
-2℃で霜が降りていました。が、雪は思ったより硬くなく、難儀な登りとなりました。
導水管の階段は問題なく通行可能ですが、取水口上部の夏道は部分的に
倒木やヤブが酷くなっています。
標高1000mを越え、杉林を抜け稜線が細くなる辺りから硬い雪面に
新雪が降った状態となりアイゼンを装着。ブナオ山山頂付近ではひざ下程度の新雪でした。
山頂付近の積雪は約1m40㎝で、昨年の偵察時の2m50㎝よりかなり少なく、
デポ品目印のテープは目視確認可能な状態。
デポ品はGPSにより緯度経度を押さえ、目印の枯れ木からの方向と距離を記録しており、
目印が見えない前提での回収訓練でしたが、容易に発見出来ました。
掘り起こし訓練は当初、4方向から4人で掘り起こす計画でした。
が、場所が斜面だったため1方向からしか掘れず、結局スコップ1本で
作業者を短時間で交代する方法で掘りました。多少ヤブが邪魔しましたが、
逆にヤブのお陰なのかデポ品周辺がやや空洞となっており、
比較的容易に掘り起こす事が出来ました。
デポ品の一斗缶3個は全て無事で、多少雪の重みで歪んだ程度でした。

 











デポ品回収後は、新雪が深くこの先も難儀しそうなため大休止とし、
無風快晴の穏やかな春山を満喫。
各自撮影やお茶、昼寝に思い思いの贅沢な時間を過ごしつつ、
尻に根っこが生えないうちにと、11時半に山頂を後にしました。

下りは登り以上の難儀で、アイゼンに団子になるベチャ雪を落としつつ、
半分泥道と化した夏道に足を取られつつ、デポ品で行きより重くなった荷物を
恨みつつ慎重に降りました。降りるに従って雲が湧いてきて、
あれよいう間に温泉に入る頃には曇って冷たい風が吹いていました。
早朝集合でちょっと心配していましたが、誰の行いが良かったのか、
参加者全員が満足な山行となりました。
登り降りに多少難儀して気を張りましたが、ヒヤリハットはありませんでした。