2019年7月6日土曜日

【個人山行】戸隠西岳周回

戸隠西岳周回

2019年7月6日(土)
メンバー:3名
天気:曇りのち晴れ

5:00 鏡池を出発
戸隠の神様よろしくお願いします。」と心の中で一礼。
雲に隠れて鏡池から戸隠の山々見ることできない。
これから本当にいくのだ。大丈夫だろうか。
百戦錬磨のksnさんとkiさんいるから大丈夫と自分に言い聞かせ
登山道を入ったところで、クマの足跡を見つけたksnさんの様子が変わる。
「おーい!」、「お邪魔します!」と声をかけながらを進む
登山口からしばらく下り沢に出る。3渡渉し、登りスタート(1028m)
ここの登りは急登でロープがかけられている。里山でたまに遭遇する激登り。
ここを登りきると、開けた草原に出る。ここからまた急登が始まる。

6:30 望岳台
ガスで何も見えない。
ここから少しずつ道は険しくなっていく。登りもきつい。
あいにくの天気で、岩はびしょ濡れ。鎖が登場。
岩が濡れていることでさらに難易度は上がる。
西岳に行く気さらさらなかった私はヘルメットを家から持ってこなかった。
これは本当に反省。ksnさんが大事なヘルメットを貸してくれた。


7:45 熊の遊び場
鎖をたよりに先を急ぐ。
ギボウシやニッコウキスゲ、ハクサンチドリが咲いていた。このあたりの山にしか咲かないといわれるキバナアツモリソウにも運よく出会えた。見た目は食虫植物みたい。ガスであたりの景色は見えない。トラバース道、鎖場が続く。





8:45 無念の峰
ksnさんにロープを出してもらい、確保してもらいながらはしごを降りた。
ここはかなり危険。
岩が濡れていて不安定な足元。オーバーハング気味なはしごまで少し岩をトラバースしないといけない。高さも10mくらいある
この先に1つ目の蟻の塔渡り(10mくらいかな)。近づいてみるとそこまで歩きにくいわけじゃない。ただ、両サイドは切れている。ガスの切れ間から見える景色は、中国4000年の歴史を彷彿とさせる深い谷。だいぶ山奥まで来たな。
通過すると垂直の壁。ここでまたロープを出してもらう。何とか登り切ったけど、毎回自分のためにロープを出してもらっていたため、余計に時間がかかってしまう。































9:40 P1(第一峰)1989m
20分程休憩を取り、出発。
ここから稜線歩き。ガスで眺望は望めない。足元は切れ落ちていたけど、ガスでよく見えない。
笹や草や木の枝につかまりながらバランスをとって歩く。鎖場もある。登り返しもきつい。今思うと、ガスでよく見えなかったのは本当に良かったなと思う。



























10:45 西岳(2053m)
アップダウンの続く稜線。鎖場の緊張と疲れで、2人から後れをとりはじめる。






























11:30 本院岳(2030m)
ようやく到着と思ったけど、まだ先は長い。
ここから八方睨までの道のりがとてもく感じた





























13:45 八方睨そして蟻の塔渡り


ついに現れた蟻の塔渡り。写真でしか見たことのない景色が目の前に広がっている。なんじゃこりゃ~!!蟻の塔渡りは思っていたより幅がかなりせまい。

Kiさんは塔渡りの上部へ。
私は迷わず巻き道へ。巻き道には鎖があったので、簡易ハーネスとカラビナで確保しながら進んだ。
つかまるところもあったし、足場もそんなに悪くなかった。
塔渡りの上を歩くことを考えれば、全然こわくない。
ksnさんも後ろから巻き道で来てくれた。










































蟻の塔渡りの標識で記念写真。下山開始。






















蟻の塔渡りが過ぎても油断はできなくて、鎖場のクライムダウンが何度も続く。
百間長屋という大きな岩を通過。昔ここは修行の場所だったのだろうと思われる痕跡がいくつもあった。


16:10 戸隠神社奥社
無事に下山。
Kiさんとksnさんと戸隠の神様に感謝をして、戸隠神社奥社と九頭龍社をささっと参拝。